高校留学で英語が伸びる子・伸びない子

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カナダ高校留学前に英語の準備時間を自然に増やすための考え方

高校留学で英語が伸びる子・伸びない子

カナダでの高校留学を通じて想像以上に英語が伸びる子がいる一方、思ったほど英語力は伸びずに留学を終える子もいます。カナダ到着時の英語力がほぼ同じでもこのような差がでてしまうのですが、留学に対する考え方が一つの原因ではないかと思います。

「留学したら英語が伸びる」

もし頭の片隅でこんな風に考えてしまっているのであれば、すでに黄色信号が点滅していると思ってください。カナダ留学の専門エージェントとして長くお仕事をさせていただいていますが、留学したからといって英語が伸びるわけではありません。留学とは英語を学ぶための最高の環境を手に入れることであって、その環境をどう活かすかは自分次第、です。

当たり前ですが、カナダの高校に入学すれば授業は全て英語になります。学校の先生は全員英語を話すカナダ人で、クラスを見渡すとカナダ人の学生や他国からの留学生がほとんどです。家に帰れば英語を話すホストファミリーがいて、外出して買い物するときも全て英語になります。

この最高の環境を自分のためにどう活かせるのか?

それを考えながら留学生活を送れる人は自然に英語が伸びていきます。以下は英検準2級~2級レベルの留学生がカナダの高校に入学してすぐにできる具体的な英語環境の活かし方なので参考にしてみてください。

1:学校の授業に毎日出席する
2:授業で分からないことがあれば先生に質問する
3:周りの生徒には自分から挨拶をしてみる
4:クラブ・ボランティア・留学生のためのアクティビティー・地元のコミュニティーセンターでスポーツや習い事に参加する
5:日本人以外の友達といっぱい遊ぶ
6:自分からホストファミリーに挨拶する
7:生活のルールなど分からないことはホストファミリーに質問する
9:TV・インターネット・SNSなどはできるだけ英語で見る
9:特技があればどんどん披露する(スポーツ・料理・習字・音楽など)

「これだけ?」と思った人もいるかもしれませんが、第二言語として英語を学ぶお子様にとって最初から全部やりきるのは案外難しかったりします。ただ、高校留学を通してこれができるようになると、自然と一日の中の英語時間が増え、英語を使って生活することが習慣化されるので語学力が伸びていきます。ただ、はじめから全部をやろうとすると負担になる場合もあるので出来る部分からトライしてみてください。

9は特技の披露について書いていますが、日本で当たり前にやっている習い事が海外でアイスブレーカー的な役割(仲良くなるため/自分を知ってもらうための武器)になることも多々あります。お客様の中には「料理を作ってあげたら楽しい時間が過ごせた」「ホストの名前を漢字にして習字で書いてあげたら喜ばれた」「一緒に楽器を演奏してから距離が縮まった」など、自分の得意技を使ってカナダ人と仲良くなった人もいます。

冒頭で書いたように「留学したら英語が伸びる」と考えている人は「英語環境を活かせる人ほど英語が伸びる」と頭の中を書き換えてあげてください。そうすると気持ちが前向きになり、様々な経験をする機会に恵まれ、充実した高校留学にすることができます。高校留学とは人生の中の限られた特別な時間です。是非、自分のために有意義に使ってください。