カナダ高校留学エージェントの
違いと見分け方
「留学エージェントがたくさんありすぎて違いが分からない!」
「留学会社により留学費用やサポート料金に大きな差があるけど何が違うの?」
お子様の高校留学を成功させるにあたりパートナーとなる留学エージェント選びはとても大切です。しかし、インターネットを検索しても留学エージェントの数が多すぎてお疲れになってしまう方もたくさんいらっしゃいます。
実は、以下のポイントを知っておくだけで高校留学のエージェント選びをスムーズに進めることができます。
- 留学エージェントの違い
- カナダ専門の留学エージェントにも違いがある
- カナダ高校留学のエージェントの見分け方
これらのポイントを理解して留学エージェント選びを行っていただくと、安心して任せられる留学エージェントが見つかりやすくなり、カナダ留学の情報収集にかかる時間が短縮され、留学準備のストレスも大幅に解消されますので是非、読み進めてみてください。
カナダ高校留留学のエージェントの違い
複数の国の留学を取り扱う留学エージェント
-メリット
自分が留学したい国が全く決まっていない場合、色々な国の留学情報をまとめて収集できるのがメリットです。特に高校留学や大学留学では国により教育システムや費用、学期制度、入学時期が異なるので行きたい国を絞り込むために使うと便利です。
-デメリット
色々な国の留学情報を取り扱うので、それぞれの国の留学情報は一つの国の留学を専門で取り扱う留学エージェントに比べて少なくなりがちです。そのため、行きたい国が決まっている方(またはある程度絞り込めている)はその国の専門エージェントに相談をするほうが、よりしっかりとした留学情報を期待できます。
カナダ留学を専門にする留学エージェント
-メリット
1つの国の留学を専門で取り扱うエージェントは、やはりその国の教育システムや制度を熟知しており、取り扱っているカナダの教育機関の数も豊富になるので、お客様の条件にあう留学先を紹介していただけやすいです。また留学カウンセラーもその国の高校や大学を経験されている可能性が高いのでより詳しい情報を期待できます。
-デメリット
専門としている国の留学情報には詳しい反面、他の国の留学情報についてはそれほど知識はない可能性が高いので、行きたい国が全く決まっておらず、各国の留学情報やビザ情報をまとめて収集したい場合には不向きです。
カナダ専門の留学エージェントにも違いがある
では、カナダ留学を専門に取扱うエージェントであれば失敗しないか、というと全く違います。理由はカナダ留学の専門エージェントの中にも「得意分野・不得意分野」があるからです。
例えばFSS-Osakaのようにカナダの高校留学に強く、現地の教育機関と広いネットワークをもつ留学エージェントもあれば、ワーホリ留学や短期留学を得意にする留学エージェントもあります。カナダ留学の専門会社ということに安心して、カナダの高校留学に実績のない留学エージェントに相談してしまうと、適切な留情報をもらうことができず、うっかり契約して留学してからで後悔するということも実際にあるので注意が必要です。
お客様目線で考えると、留学エージェントの違いを留学会社のホームページで見分けるのは難しいのですが、以下のポイントをチェックすると高校留学のエージェント選びに失敗する確率が低くなります。様々な留学スタイルがある中で、カナダの高校留学は留学エージェントにとって一番難しく、経験や知識のいる分野になるので、お子様の高校留学を成功させるためにも確認することが大切です。
カナダ高校留学のエージェントの見分け方
実績を確認
高校留学の分野で実績が豊富な留学エージェントであれば、必ずホームページの目立つ場所に「○○年の実績」など実績に関係する文言が書かれています。そのような留学エージェントであれば、蓄積された経験やノウハウも豊富で適切なアドバイスを期待できます。
また、高校留学中は「ホームステイの変更」「怪我や病気時の連絡の仲介」「急な一時帰国の連絡」など、留学エージェントからカナダの留学先へ迅速に連絡をしてもらわないといけないケースもでてきますので、実績についてしっかりと明記されているエージェントの方がカナダの教育機関との連絡が早く安心です。
カナダの提携校数を確認
実は、留学エージェントが紹介できる教育委員会(中学・高校)や私立高校の数は同じではありません。留学エージェントにより「得意分野・不得意分野」があることは前述させていただきましたが、カナダの提携校数は留学エージェントによって全く違います。
カナダの教育委員会は、業務上信頼できる留学エージェントかを考えて業務提携を結ぶため、多くの教育機関と提携している留学エージェントは実績と信頼の証明にもなりますし、何よりもお子様の留学先の選択肢が広がることを意味するのでとても大切です
何故ならカナダの教育委員会や私立高校の場合、ざっと上げるだけでも以下のような違いがあるからです。
- -留学先エリア(都市部/郊外/田舎)
- -留学生の受入れに関し成績の基準がある学区/柔軟に対応してくれる学区
- -1学期制の高校/2学期制の高校
- -サマースクール(夏の単位取得コース)を提供する学区/しない学区
- -日本人の多い/少ない高校
- -入学したい高校のリクエストができない学区
- -200万円以下の留学費用で実現可能な学区
- -ホームステイの手配を教育委員会で行う学区/手配業者に委託する学区
- -特定のスポーツに力を入れている高校
- -不登校でもやる気があれば受け入れてくれやすい学区
- -英語の入学基準のある私立高校
留学エージェントにとって提携するカナダの教育機関の数は大きなセールスポイントになり、ホームページで紹介をしているので必ずチェックしましょう。もし、お客様が興味をもたれた留学会エージェントが限られた教育機関としか提携していない場合、高校の留学先の選択肢は当然ながら限られますが、逆に、豊富なネットワークをもつ留学エージェントであれば、多くの留学先の中からお客様の希望にあう高校を紹介してくれるのでメリットも大きいです。
*FSS-Osakaがもつカナダの提携校数は国内最大級になります。詳しくは弊社のカナダ高校留学ページをご覧ください。
専門性を確認
カナダの高校留学の場合、教育システムや単位について留学エージェントが理解しているかはとても大切なポイントになります。
カナダの高校には、1学期制や2学期制の学校があり、それぞれメリット・デメリットがあります。英語・数学・社会・理科などの必須科目に加え、豊富な科目の中から選べる選択科目(美術・音楽・演劇・ビジネス・カフェ・建築・IT・グラフィック・プログラミングなど)やESLコースがありますが、州によって1科目当たりの単位の数え方も違います。
またカナダの高校卒業留学の場合、卒業に必要な必須科目・選択科目の単位数はそれぞれ決まっているので、この点についても熟知している必要があります。実際、Grade11になるあたりから、FSS-Osakaでも単位や受講コースの相談が増えてきますので、このあたりについても知識や経験が豊富な留学エージェントを選ぶ必要があります。
カナダ高校留学の専門性の確認については、HPにどれくらい詳しく高校留学の情報が紹介されているかが一つの目安になりますので、この点をチェックしながら、カナダ専門の留学エージェントで高校留学に実績があり提携先も豊富なエージェントを選ぶと安心です。
*FSSグループは1982年の設立より正規留学(高校/大学留学)の分野で成長してきた留学エージェントになり、カナダの高校留学における実績・専門知識・提携校数は留学業界でも最大級になります。バンクーバー本社にはカナダの高校を卒業したスタッフや、子供がカナダの小中高に通っている/いたスタッフもいるので、このようなノウハウの蓄積もお客様の留学サポートを行う上でのアドバンテージになっています。
サポート費用とサポート内容を確認
お子様の高校留学のために初めて留学エージェントのホームページを見るという方も多いと思いますが、留学会社によってサポート費用が全く違うことに驚かれる方もいるのではないでしょうか?
私はこれまで留学生、カナダの学校スタッフ、そして現在の留学エージェント代表として3つの立場から留学を見てきましたが「高いサポート費用=手厚いサポートではない」ことは断言できます。「費用が高い=手厚いサポート」と考えがちですが、留学エージェントのサポート費用にはスーパーの商品のように一定の価格基準というものがないので、それぞれ自由に料金を決定できるようになっています。
また現在は、携帯電話があればどこでも親子間で簡単にコミュニケーションをとれるようになっていますが、実際には必要のない留学サポートが含まれているがゆえに費用が高くなっていることもあります。
良心的な留学エージェントであれば、サポート費用やサポート内容をホームページ上に記載していますので、これらのチェックも怠らないようにしましょう。高校留学にかかるサポート費用やサポート内容がホームページに記載されていない場合は、かなり高額な可能性が高いので少し注意をしたほうがよいかもしれません。
また稀に、サポートを無料で提供する高校留学エージェントもあるようですが、経験上、無料で提供できるサポートの範囲は限られますので、この点も注意が必要です。
現地オフィスの有無を確認
高校留学中は「学校/ホームステイ先での問題」「現地での急な病気や怪我」「留学先からの急な連絡」など、迅速な対応が必要になるケースもあるため、カナダにオフィスがあり日本人スタッフがいるエージェントの方が安心度は高く、親御様の不安やストレスの軽減にもつながります。
留学エージェントのオフィスの有無に関しては、主に以下の3つのタイプに分類されます。
- 1:日本とカナダにオフィスをもっている(FSS-Osakaはこれに該当)
- 2:日本にオフィスがありカナダには提携会社のオフィスがある(またはその逆)
- 3:日本にオフィスはあるもののカナダにはオフィスがない(またはその逆)
高校留学の場合タイプ1が最も安心なのはいうまでもありませんが、サポート費用やサポート内容に納得できるのであればタイプ2の留学エージェントでも問題ないと思います。ただしタイプ2の場合は、日本とカナダのエージェントが別会社になり現地サポート費用が追加で必要になる可能性があるのでサポート費用が総額でいくらになるのか必ずチェックが必要です。各留学エージェントの現地オフィスの情報はホームページの会社概要欄などに載っていることが多いので必ずチェックしましょう。
まとめ
カナダは国際的にも教育水準が高く、英語の発音が世界で最も綺麗と言われています。また、子供の長所を伸ばし自信を付けたり、これからの時代に必要とされる多様性を身に付けるのに適した教育システムや生活環境が整っています。そのような環境の中で安心して留学生活を楽しむためにも、高校留学のサポート実績が豊富で現地の教育システムや生活についても理解している高校留学エージェントを選ぶことが大切です。
同ページの作成者
森川篤史(FSS-Osaka代表)
アフリカ・南米での一人旅を経てオーストラリアに1年留学。カナダ生活3年。バンクーバーの工科大学BCIT卒業後、現地の語学学校勤務。2009年にFSSグループの日本支社FSS-Osakaを設立し現在に至る。