英語は勉強ではなく習慣
英語の勉強をしないといけないのは分かっているけど中々続かない。
こんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
私自身、カナダやオーストラリアに留学する前の約6ヶ月間、日本の英会話学校に通っていましたが、こんな悩みをかかえていました。英語を勉強しなければならないという意識はあるのにうまく結果に結びつかない。
「勉強の仕方が悪いのかな?」
「もっと自分に合う教材があるのかな?」
そんな風に考えたことが何回もありました。
その考え方自体が間違っていることに気付いたのは、それよりもっと後のことです。
その気付きとは何か?それは、「英語を勉強しないといけない。」というこの言葉の呪縛から一旦離れてみることです。
その代わりに
「どうすれば、自分の好きなことで英語時間を増やせるだろう?」と
自分自身に問いかけてあげて下さい。
なぜそんな質問をするのか?
誰もが知っていることですが、英語の習得には習慣化が必須です。習慣化するには継続が条件になります。そして継続するには無理なく続けられるかがポイントになるのですが、「勉強」だけでは継続できない人が続出するからです。
昔の私自身がそうでしたが、英語学習が続かない人の共通点は、まじめに頑張りすぎて「習慣化」になかなか辿り着かないことにあります。
パターンにすればこんな感じです。
「勉強」→「継続できない」→「習慣化に失敗」→「あきらめ」
逆に、英語ができるようになる人の多くは、
「英語で好きなこと」→「継続」→「習慣化」→「勉強」
という順番で学びます。
日々の生活の中で英語に触れる習慣が出来てしまえば、勉強は好きなことをより深く知るための効果的なプロセスになってくれます。するとよいスパイラルができて学習スピードがあがっていきます。
いまいちイメージができない人は以下の質問について考えてみて下さい。
A:「留学の準備のために毎日1時間は英語の勉強をしなさい。」
B:「毎日30分は勉強、でも残りの30分は英語で好きなことをしていいよ。」
あなたならどちらのほうが長く続けられるでしょうか?
当時の私ならAは頑張っても1週間くらい、
Bなら2週間くらいは頑張れたかもしれません。
では昔の私のケースをもとにA・Bのケースで
英語に触れている時間を計算すると?
A:1時間/日×7日=7時間
B:1時間/日×14日=14時間
これだけでも、英語に触れている時間に2倍の差がつきます。
しかも、Aの場合は継続できる可能性が低いですが、Bの場合は、この先も継続しやすいので実際の英語時間の差はもっと大きなものになります。
だから、
海外に友達がいるならどんどん英語でチャットしてください。人と話すことが好きならオンライン英会話もいいです。アニメが好きなら日本の漫画の翻訳版を読むのもいいですし、海外の子供が見るようなアニメや映画を見るのもいいアイデアです。ただし一つだけ注意点があります。“いまの英語力で全く理解できないドラマ・映画・小説などは無視”してください。少し難しいと感じるくらいのものを使うのが丁度よいです。
英語ができる人は必ずと言っていいほど英語が習慣になっています(というか習慣化できているので英語が自然に伸びます)。ただ英語の習慣化を達成するには継続できるような状態を作ることが大切なので、英語で好きなことに取り組みながら無理なく続けていきましょう。